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◆ 方丈・襖絵 ◆


▲襖絵(金碧松三日月 狩野山雪)

▲額

方丈は、寛永8年(1631)に建立された、単層、屋根は入母屋造、棧瓦葺からなる。内部中央に 仏間と室中の間を設け、正面に本尊薬師如来を安置する。のき上にかかぐる「桂春院」なる額は、 天間独立の筆になる。また内部襖絵はすべて狩野山楽(1559−1635)の弟子狩野山雪(1590−1651) の筆になる水墨画で、室中は山水、枯木に鴉、芦に泊り船、仏字人物雪の図、東の間は芦原に洛雁、 雪竹に茅屋の図、西の間は老松に滝根笹の図があり、金碧松三日月画はもと仏壇背後の壁に貼付画を 襖に改装したもので、やや迫力には欠けるが静かな装飾的な美しさをみせた佳作である。書院と茶室のあいだに ある狩野山楽の筆になる襖絵で、山水を描いた水墨画、それは断片的なものであるが、山楽研究の一資料と して注目されるべきものであろう。


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