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◆ 庭園 ◆


▲大方丈前庭

▲方丈の北庭

▲清漣亭の前庭

▲苑池

この庭園は夢窓国師作として伝えられる三大名園の一つで、方丈の北庭は東
の苑池・心字池(草書体の心の字をかたどって作られた池庭)で幽邃であり
中ノ島には観音閣があったが、現在は礎石でその面影をしのぶことができる。
半夏生(三白草)が咲く夏至の頃がこの庭の気分をよくあらわしている。
一方書院から眺める西の庭は古い木立で区切られ、芙蓉の花を形どった庭園
に花木をあしらい草木を配し、更に背景に衣笠山を借景にして、石組も変化
に富んでいるのは、尊氏公百年忌の長録元年(1457年)に復興した際、
伽藍殿舎のなかに清漣亭が加えられていたことから義政好みとよばれれるよ
うになったことに由るものと思われる。
また、さらに度重なる方丈の焼失が必然的に庭園の改造につながったのであ
ろう。
書院に坐して茶の香りを愛でながら眺めるこの庭を引き立てるのは、寒の頃
から咲きはじめる有楽椿(侘助椿)、ついで春先に咲く馬酔木、初夏のさつ
き、七月頃からのくちなしの花、初秋の芙蓉の花が清漣亭の前庭として、そ
のはなやかさをあらわしている。


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