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◆ 等持院の由来 ◆



暦応四年(西暦1341年)のこと、足利尊氏将軍が、天龍寺の夢慈国師に
お願いして、衣笠山の南麓に創建されたのが、この等持院である。
義満・義政両将軍のような金閣・銀閣で有名な人達が、全力を尽して立派に
された禅宗十刹の筆頭寺院であり、更に、尊氏・義詮(よしあきら)将軍当
時の幕府の地の近くにあった等持寺もこちらに移されて、足利将軍家歴代の
菩提所となったものである。
応仁の乱などの戦乱に見舞われたが、豊太閤も秀頼に建て直させたほど、こ
の寺を重んじられたのである。
その後も移り変わりはあるが、等持院は数度の災害にあいながらも、足利十
五代、二三○余年の歴史を語るだけの貴重な文化財を、今なお充分に保存し
ている。


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